つぶやきが長くなりすぎる時用のやつ

LDH関連のクソ長クソエモなつぶやきがやばすぎる時に使います。

一日1映画4月編①

映画を見て感想を綴っています。

Twitterでやってるので、ひと月分たまったら、ここに溜めておこうかと。せっかくだし。

仕事が通常通り再開になったら、週1できればいいねって感じです。

 

 

4/8

今日は「空飛ぶタイヤ」を見ました。前情報なく臨んだけど、池井戸先生原作なので路線はまあ見えてますね。ディーンさま出ております(大事)
誉獅子雄出のディーンさまにわかファンなので、組織の駒でエリートスーツのバツイチディーンが、すみませんとか申し訳ありませんめっちゃ言うやん!でまず興奮した。「半沢直樹」めーちゃくちゃ楽しみにしてるし、「七つの会議」も見てるんですが、なんだろう、ファンタジーだよな、池井戸作品はってわたしは思ってて、組織には人間には何かしら後ろ暗いところがあるし、大逆転はそうそう起こらない。
でも、繰り返し繰り返しこういうの見てたら、どこかで誰かが、見てるかもしれない。その人は至極真っ当で、大逆転を起こす人かもしれない。って、何か間違ったことをしでかしそうな時、ちょっと手が止まるのかもしれん、そういう気持ちを社会に刷り込めるのかもしれんってちょっと思った。
なんやろ、今見たのも効いたのかなと思う。世の中こんな状況になるとか、つい2、3ヶ月前まで思ってなかったじゃないですか。本当に未来はわからんって痛感せざるを得ないよね、ほんと。そんなら、ただただ誠実に生きる方が、わたしはきっと後悔しないだろうと思います。改めて。面白かった!

 

4/9

今日は「ミッドナイトランナー」を見ました。ドラマの原作やんな、しばらくしてから気付いた…警察学校のお調子者男子2人組が、夜遊びの帰りに誘拐事件を目撃、さあどうするって話です(超ざっくり)
結構誘拐組織が雑な所あったり、緻密なサスペンスではないんですけど、泥臭いアクションがとても良き!
あとこれも、今見たからだろうなあと思うけど、うるっとしたとこがあって、1人が劇中何度か、何のために警察官になりたいんだろう…ってなるんです。お母さんしかいなくて将来を考えて警察学校入ったから、警察官になりたい?なりたいのか?って、ちょっと悩んだりしててさ。
でも彼ら、警察がすぐに動けないってわかったら、自然に駆け回るんすね。警察学校の教授が2人のこと「他人のために夜通し駆け回れるやつらだ」って言うんだけど、ああ、ミッドナイトランナーかって思ったら、ちょっとグッときてしまった…忘れたくない気持ちだよね、普通に。見易くて面白かった!

 

4/10

今日は「幽遊白書 冥界死闘篇 炎の絆」を見ました。わたしは「劇場版」が大好きなんですよ。原作のストーリーに沿ってない話でも、別軸のお祭り感が最高に好きで、割と何でも面白いんです。けど、冨樫先生作品はちょっと話違うのよ。うーん、難しいすよねー!ってなる。原作が天才すぎるよな、冨樫作品。
正直、幽助がドカンといくのはわかってるわけで、そこに至るまでがな、やっぱ戸愚呂戦とか見てたらな…いやー!頭掻き毟るわな!!(制作時期、多分この辺ど真ん中だったと思う…)
でも余計なキャラがいなくて、ストーリーが明快だったから、アクションが映えてたなと思います。作画が凄すぎる90年代…
わたし昭和のキモオタだから、やっぱ90年代アニメのぬらっとした塗りとか動きが最高に好き!!ってなりました。原画にちらほら覚えのあるお名前が見えたので震えたぜ…あと気のせいじゃないと思う、蔵馬んとこはいろいろ力入ってましたね(強めの握手)
主題歌はPERSONZ、はー超絶懐かし!面白かった!

 

4/11

今日は「コンフィデンスマンJP ロマンス編」を見ました。ドラマ未視聴、ダー子とボクちゃん小日向さん、脚本は古沢良太!レベルの知識です。
えええ…面白かった…これぼやっと見て、わたしでいう傑作「アフタースクール」見た時と同じ感じになった人いっぱいいたのでは。どんでん返し中毒になるやーつ。
どこからわたしは騙されてたんや…ってもう最初からよな。清々しいほど騙されました。
それで思ったけど、超当たり前なんだが、話が面白い映画、人に勧めたいしお金出して見たいし次があるなら見たいってなるよね…わたしはなった。プリンセス編、楽しみにしてます。ドラマはすまん、ちょっと気力いる。
キャラとか映像美とかアクションすごいとかもすごくウワー!ってなるけど、なんか根本的に、わたしはやっぱ物語が好きなんだなあって改めて。
今見るのほんといいと思いますよ。気軽に見れて、オオー!面白かったー!って、映画の間はずっとワクワクしてて。早く映画館、行きたいぜ。面白かった!!
蛇足ですが、こちらの作品、香港が舞台だもんで、ずっと考えていました…
わたしはシャーロック劇場版が「ある」ことを「知ってる」んですけど(キマった目)、劇場版はぜひ台湾ロケなどやってくれと思いました…ゴージャスに怪しく、熱帯夜の街を駆け巡る顔面最強バディ…ククク…(妄想で失神)

 

4/12

今日は「劇場版 黒子のバスケ LAST GAME」を見ました。途中まで漫画を読んでるので、そこそこの知識ありです。今日はなんかちょっとヨボヨボだったので、元気になりたかった末のチョイスでした。はー、赤司くん…!!(見たあとめっちゃ好きになったやーつ)
技とか諸々知らんやつがありましたが、わたしテニプリの畑で育ったので全然問題なかったです。好きなフレーバーよ。作画がすごい良くて、これは劇場で見応えあったろうなあ。ぬらーっと動いてた…わたしI.Gのアニメが超好きです…シナリオもザ・劇場版、好きな人も満足だったのではなかろうか。
調べたら興収10億いってて驚いた、普通にヒット作だった。連載終了後3年経ってこの興収、超人気やったんやな。わたし連載終盤読んどらんのなぜ…って調べてて、20年に1度レベルのダメな時やんけ!(あとから行った占い全てで言われて確かにそうだった)そら読んどらんな!ってなって面白かったです。
内容関係ねえ話をすな。あとラスト。ネタバレしちゃいますが、わたしの性癖「この人と出会って人生変わったけど、ずっと一緒にはいられない」がブッ込まれて、ウワー!?ってなった。わたしは出会いと、そして別れまできちっと描かれてる作品が大好きです…!黒バス、ありがとうな!面白かった!

 

4/13

今日は「モリのいる場所」を見ました。大好きな沖田修一監督作品。30年間ほぼ自宅と庭から出ることなく、庭の自然や生物を描いた実在の画家、モリこと熊谷守一のとある1日を描いたフィクションです。熊谷守一山崎努さん奥方は樹木希林さん。もう最高やろ。最高でした。掛け合いが面白くて面白くて!
結構な時間、庭の自然や虫、猫のカットがあります。遠景からミクロの景色まで。カマキリのドアップあったりもしますので、アーッ!ってなったらごめんね。モリの目に映っている世界の端っこだけでも、垣間見れたような気がします。なんて広く、なんて不思議な庭なんだ。モリもこんな気持ちだったのか。
モリは大画家なので、家にいろんな人がワラワラ来るんだけど、その人たちも超面白い。何屋だよっておっさんたちとか、旅館の看板を書いてもらいたい経営者とか、カメラマンとその助手とか。あと姪のおばさんがいて、とにかくみんな、なんであんな言うことやること面白いんやろな、声出して笑ってたよ。
マンションが近くに建つって、ちょっと強面のオーナーと現場監督が来たりもすんだけど、冒険も大事件もない、画家んちの日常、普通の1日です。なんでこんなに面白くて、今わたしは生きてるなあって心から思うんだ。沖田作品を見ている瞬間、見終わったあとの自分の心の動きが、わたしは大好きです。
ちょっと長くなったな。ほんと良かったな。面白かった。
あとひとつ。わたし、岩田剛典さんに沖田修一監督作品にぜひぜひ出てもらいたくて、好きだからってのもあるけど、岩ちゃんが「なんの変哲もない普通の日の普通の人」をどう演じるのか、めちゃくちゃめちゃくちゃ見たい。いつか本当にマジで。

 

4/14

今日は「パディントン」を見ました。地震で住処をなくした子熊が、昔訪れてきた探検家を頼りにロンドンに向かって、ドタバタ大騒動ってやつです。ざっくりなあらすじ。
面白かったなーーー!??!?!期待以上でした。パディントンがあのブリテン、ロンドンで、嫌味な目に遭ったら泣いちゃう!!
と思ってたけど、まあファンタジーですけどね、そうなんですけどね、みんなパディントンがクマであることには無頓着なのよ。それは大したことじゃなくて、パディントンを迎え入れることになるブラウンさんちも、街の人も、みーんな変人でみんな親切で、わたし途中途中で、ちょっと泣いてたよ。
悪役はニコール・キッドマン、体張っててマジで良かったwww ちょっとバカっぽい悪役とドタバタするところも超最高で、作中のちょっとした描写が役に立つ、みたいなのがあってウヒョー!ってなります。あとハッピーネアカなサリー・ホーキンスが見れてそれもとてもいい…!ってなるよ。
あと本当マジで、衣装から街並みから家具から小物から、めーっちゃくちゃかわいい!!超見てほしい!!ジュディの部屋のスクラップ!バードさんの掃除機!地理学者協会!時々、異国のじいちゃんバンドが出てきてカリブの音楽が流れて、カリプソって言うらしいんだけど、それもオシャで重要なんですよね。
ちょっと調べたところ、公開近辺でイギリスで移民受け入れ問題が多く議論された頃で、多様性とか寛容さとか、メッセージもあったんだろうとのこと。門外漢だしそう簡単にはいかないことは重々承知で。今、わたしはだけど、人の真心を信じて、忘れないでいたいと思ったよ、心から。面白かった!

 

4/15

今日は「ウインド・リバー」を見ました。ジェレミー・レナーエリザベス・オルセンが並んでるのを見るのが好き(アベンジャーズでこじらせた)なのでチョイス。傑作でした。「ボーダーライン」の脚本家の初監督作だったんですね。凄い、なんつう話の作り方やと。これ見てなかったのよっぽどよ自分。
ワイオミング州の雪深い土地、ウインド・リバーで、地元のハンターであるコリーは雪に埋もれる若い女性の遺体を発見。FBIの新人捜査官ジェーンが派遣されて…というあらすじなんですけど、この土地はネイティブアメリカンが追いやられた、本当に何もない、雪と荒野と静寂ばかりの土地なんです。
そういう教養が全くないから、普通にクライムサスペンスとして見てるし、犯人と犯行が物凄く本当にマジで胸糞なんだけど、それもひとつのシーンとして見ててさ。最後の最後、ある文章が提示されるんです。もう、もう呆然ですよ。
劇中、なんか、保安官?FBIもいるのになんで?って思うことはあって、
そういうことだったのって。事実なんですけど、その文章で提示されること。ちょっとね、文章読んでるし意味もわかるけど、本当に現実かって。ゾッとした。ネタバレしないのでぜひ見てください、でも元気な時に。
こういう重く凄まじい社会背景を描きながら、クライムサスペンスとしても凄く面白くて、
ジェーンの成長譚としてわたしは見たとこもあって、これちょっとグッときます。凄くない、1作の中でどれだけの事を感じ取ったんだろう。
見たあとはぜひググって、映画評論家の町山さんのラジオを文字起こししたページ見てほしいです。すぐ出てくるよ。本当ね、わたしには、知らないことが多すぎる。
エンタメの力ってこれだとも思うんです。知らない現実を、知らない感情を、わたしはどれだけエンタメ、創作物から学んだか。
それがなければ、わたしはもっと、想像力を欠いた人間っぽい何かだったと思います。
ほんとに良かった!面白かった!

 

 

いったんここまで。

どんどん文章が長くなる感じね。話が長いやつ特有のね。